建物全体を緑化することを指す場合もある
屋上緑化については聞いた経験のある人も多いでしょうが、壁面緑化についてはよく知らない人が多いです。実際に壁面緑化とはどんなものなのでしょうか。一見すると壁面だけを植物で覆うことと考えている人も少なくありませんが、壁面だけではなく、建物全体や門扉なども含めて植物で覆うことを指しているといいます。地球温暖化対策だけではなく、騒音対策など多数の面でメリットが大きいことから、注目する人が増えてきました。海外では、すでに数多くの地域で壁面緑化・屋上緑化両方とも取り扱っていることが多いです。今後日本でも実施する企業や、取り扱う業者が増えてくると期待されています。地球環境だけではなく、光熱費削減などのメリットがあると理解して依頼することが重要です。
取り入れるには定期的なメンテナンスが必要
日本国外では、すでに建築家が壁面緑化をデザインに取り込んだ高層ビルを建築しているところが数多く存在します。屋上だけではなく、壁面全体をも緑化することで環境に配慮することができるのがメリットです。また、緑化することで地域へのアピールも実現できるのもメリットとされています。ただし、デメリットも存在していることを忘れないでください。定期的なメンテナンスが必要となるため、適切に手入れをするための業者との契約が必要です。また、契約した企業にどんな形で緑化するのかを適切に伝えることも大切となります。植物は予想外の方向に育つため、依頼しておかないと予想とは違った形で成長し、デザインやビルの機能に影響を及ぼす可能性も少なくないからです。壁面緑化をする場合はデザインやビルの機能を考え、中長期的な視点で行うことが重要となります。
壁面緑化では住宅の壁を植物で覆うことになるので、夏の時期には太陽光の熱をやわらげる作用があります。また、冬の時期は室内の熱が逃げにくくなるので、省エネに最適です。